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神器なき戦い [カメラ・写真]

オリンパス3部作、堂々の完結!

うさうさです。
忘れないうちに続きを

かの「本田宗一郎」氏は
「私にとって成功は、99%の失敗に支えられた1%だ」
と名言を残している。
この物語はあるカメラメーカーのそんな戦い(失敗)の内の1つである。
※地上の星(中島 みゆき)を脳内再生しますとより臨場感が生まれます。

 昨日の最後に「xDピクチャーカード」の事をチラッと触れてみたが先の「iD PHOTO」の失敗により新たな記録メディアの選択を迫られていました。
当時のオリンパスはSM(スマートメディア)陣営で規格発起人の1社であるフジフイルムと共同で次世代メモリカード規格として誕生させたのでした。

xDピクチャーカード wikipediaより
250px-XD-Picture_Card_TypeH_1GB_front.jpg
https://ja.wikipedia.org/wiki/XD%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89

規格を換える事に当然リスクが伴う事は両者共判っていたが当時のデジカメシェア1位・2位である両社が組めば否が応でも付いて来る(メーカー、ユーザー)と高を括ったが見事に目論見は外れるのでした。
カメラメーカーの多くはCF(Compac tFlash)陣営に、家電メーカー※はSD(Secure Digital)陣営に付き結局新規メーカーの参入がなくメモリカード(xDピクチャーカード)の価格が他陣営と比べて割高で2社のシェアは急落して行くのでした。(一時期コダックが参入して数機種のデジカメを発売)
※SONYはMS(Memory Stick)で相変わらずの独自規格路線(デフォルト)

さすがに商売的に役得でないと考えたのか両者共途中からxD/SD両対応の機種をラインナップし何時しかSD陣営に代わって言ったのでした。
今ではソニーがMS/SD両対応化となってますけどね。

 オリンパスとしてはAF一眼レフの失敗をデジカメで挽回し更なる足固めを狙ったが記録メディアの選定ミスにより足元を掬われる結果となってしまうのでした。
その後切望されたレンズ交換式デジカメでも新規格※で勝負し今日に至っております。
しかし粉飾決算問題が表面化した時は正直駄目でカメラ部門はパナソニックに売却されると思ったほどだったけどね。(コニカミノルタがソニーへの売却みたいに)
次世代レンズ交換式デジタル一眼レフカメラシステム「フォーサーズ」及び「マイクロフォーサーズ」 爺世代とならぬ事を祈っております。


※記憶の片隅コーナー※(不定期)
実はFDの仲間?
初期のデジカメの多くで利用されていたSM(スマートメディア)
其の名の通り登場時はその薄くて小さい筐体に驚愕したものでした。
デジカメ以外にも電子機器(ICレコーダー・オーディオプレーヤー)やワープロ、電子楽器等幅広く採用されておりました。
SMの正式名称が「Solid State Floppy Disk Card」(半導体フロッピーディスクカード)ってご存知でしたか。
そう言えば3.5インチフロッピーディスクドライブ (FDD) で読み書きが可能にするアダプタ「フラッシュパス」がありましたね。











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