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すったもんだがありました [パソコン]

事実は小説よりも奇なり

どうも、うさうさです。

本日はMS-DOS時代に「国民的ワープロソフト」と呼ばれたジャストシステムの「一太郎 Ver.4」シリーズについての昔話を。

一太郎と言えば説明の必要も無い程有名なアプリケーションのひとつで、現在も脈々とバージョンアップを続けております。
そんな一太郎シリーズの中でVer.4が何かと話題を振りまいたバージョンとなっております。
 満を持して発売された一太郎Ver.4(通称四太郎)ですが発売直後からバグ問題が表面化し直ぐにバグフィックス版の「Ver.4.1」を発売しますが動作の遅さ(漢字変換でさえ待たされる)が問題となりました。
特に前バージョン(Ver.3)が動作の軽さがウリでした為、三太郎(Ver.3の事 auではない)ユーザーからはクレームの嵐となりました。
これは四太郎がHDD+EMSメモリ使用を推奨(前提)としていた為当時の主流であったフロッピーディスク(2FDD)+メインメモリ(640KB)での動作はキビシイ状況だったのです。

幻のVer.4.2
Ver4.1から暫くして速度改善を施した「Ver.4.2」を出荷の運びとなりましたが僅か1~2日で販売中止、回収の憂き目を見るのでした。
理由はナント「プログラムソフトの1枚目と2枚目が同じ内容になっている」と言う信じがたい話でした。
コピーミスなのかフロッピーラベルの貼り付けミスなのか詳細は存じませんが・・・
直ぐに「Ver.4.3」(内容は4.2と同じ)として再出荷されこれが最終バージョンとなりました。
又、FDD使用や当時流行始めたノートユーザー向けに機能を絞り軽快な動作とした「一太郎dash(ダッシュ)」が発売され価格の安さもあって大ヒットとなりました。(Ver4シリーズ 定価58,000円 dash 38,000円)

NEC PC-9801ノート専用ICカード版
当時ワープロソフトと言えば「一太郎」ですが表計算ソフトと言えば「ロータス 1-2-3」でした。
その2大ソフト※がコラボしたのが「Harmony(ハーモニー)」(販売はロータスから)なのです。
※一太郎は「一太郎dash」になります。
また当時大ヒットとなっていたNEC PC-9801NOTE用にICカード版が発売され98NOTEのメモリスロットに装着する事でFDDの入れ替えや消費電力を抑えるメリットがありました。
只、セールス的には成功したとは言えず後に続く者は・・・

事実は小説(ハーモニー)よりも奇なり


※記憶の片隅コーナー※(不定期)
せがた 三四郎(SEGA)とは関係ありません。
表計算ソフトの王者「ロータス 1-2-3」に対抗すべくジャストシステムも「表計算ソフト 三四郎」を発売しました。
しかし発売当日(前日?)になって「三四郎」の名称が他で商標登録※されている事が発覚し急遽発売見合わせ予定でしたがなんとか解決して店頭に並びました。(予定より1日遅れ?)

※当時のタイトーがアーケードゲーム向けのタイトルか主人公の名前で商標登録を行っておりこの件についてはジャストシステムと円満に解決していたが、発売直前になりどこかの建設会社のソフト名が「三四郎」となっており向こうから金銭解決の話があったとか。(聞き伝え)










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タグ:一太郎 1-2-3
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