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デジカメ界の異端児 [カメラ・写真]

触れ得ざるモノ(定価16万円也)

毎度うさうさです。
本日は何時もより変態度を薄めてお送り致します。(当ブログ比)

 今回の紹介カメラは本邦初のデジカメであります。
栄えある1番手は「OLYMPUS CAMEDIA E-100RS」君に決めた!

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OLYMPUS CAMEDIA E-100RS

 デジカメの一時期を築いたオリンパス CAMEDIAシリーズの中で唯一無二の「RS」が付く機種である。
車でRSと言えばレース・スポーツモデルに使われるようにコイツもプロ向け(業務向け)として誕生し「爆速カメラ」と呼ばれました。

天上天下 唯我独尊
どの辺りがプロ向け(業務向け)かと言うと
●手振れ補正機能付光学式10倍ズームレンズ搭載
●シャッタースピード最高速1/10000秒
●15コマ/秒の高速連写が可能
●本当にとらえたい瞬間を逃がさないプリキャプチャー機能
●総画素数151万画素1/2型(インチ)プログレッシブ高速駆動CCDを採用
●VGAで30コマ/秒の美しい動画撮影が可能
などなど(オリンパスHPより抜粋)
発売当時(2000年)周りを見渡しても他にこんなスペックありませんでしたから。
とは言え、夏季オリンピック(シドニー大会 2000年9月)が終わった後の発売だし(2000年11月)
2月3日 オリンピックイヤーはカメラ頂上決戦!

つまり一瞬を捉えたい動きモノ相手のプロ(スポーツ、レース、学術的等)御用達のデジカメだったのです。
反面通常(一般)の撮影では明らかなオーバースペックとなっております。ちなみに当時の定価が16万円(税別)

三本の矢の如く
 この「業務用爆速カメラ」を実現する為3社の技術が集結したのです。
キヤノン・・・レンズ担当。当時は3~5倍程のズーム比の中、高倍率(10倍ズーム)に伝家の宝刀である手振れ補正ユニットを組み込んだスペシャルレンズ

三洋電機・・・自社のカメラで実績のある画像処理エンジンにて秒間15コマを可能としたカスタム基盤

オリンパス・・・Lシリーズ(フィルムカメラ)で培ったパッケージングにより驚く程の小型・軽量化の実現

只者ではないスペック
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こうしてライバル企業の枠を超え三社の英知が結晶化したのでした。(大袈裟?)

とは言え、時既に300万画素オーバーの時代。150万画素で16万円のカメラが売れるわけでもなく又、ニコン D1やキヤノン D30等一眼タイプも出てきておりプロはそちらを選ぶわけで・・・
こうして何時の日かメーカー在庫品の放出にあい店頭で5万円を切る投売りが始まったのです。
小生はその後中古で9,800円で手に入れました。(10年程前?)

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正面

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背面

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左側面及びカバー内の各端子

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右側

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上面

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底面(中央にスピーカー)

 手振れ補正付き10倍ズーム搭載で考えれば小さいし画素数の少なさもL版なら気にならない。それどころか暗部ノイズの少なさに当時は驚愕でした。
子供の運動会では重宝致しました。(特にかけっこ)











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