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いつの間にやら爺世代システム [カメラ・写真]

爺やと言えばセバスチャン(執事)です。

うさうさです。
本日ご紹介するカメラはミノルタのAPS一眼レフ
「Vectis(ベクティス)S-1」です。
相変わらずのマイナー機種です。(6 ̄  ̄)ポリポリ

まずはAPSから。
Advanced Photo System(アドバンストフォトシステム)の事。
日本語で「次世代写真規格」である。
主力フィルムメーカー及びカメラメーカーが推し進めた写真システム。
そんなAPSカメラだがキヤノン、ニコン、ミノルタの3社はレンズ交換式一眼レフを投入。キヤノン、ニコンは既存のレンズシステム(マウント)の中、ミノルタは専用マウント(Vマウント)を投入する気合に入れようでした。
専用レンズ(マウント)の為他の2社に比べ圧倒的に小型・軽量、そしてJIS保護等級2級の簡易防水性能を持たせておりました。(本体、交換レンズ、ストロボ)
そのAPSですがフィルム(IX240)の小型化を生かしコンパクトカメラや使い捨てカメラではある程度の成功を収めるも通常のフィルム(135サイズ)に比べ種類の少なさ(モノクロやリバーサル)や、
価格の優位性、又同時プリントの遅さ等で世代交代が進まない間にカメラ付携帯電話やデジカメに駆逐されていくのでした。

マウントのようにV(ビクトリー)とはいかず
このVマウント仕様のVectis一眼(フィルム仕様)はその後普及機のVectis S-100が発売されたのみ計2機種で終える事となりました。
(デジタル仕様のDimage RD3000もあります。)
小生が手に入れたAPSカメラはこの1機種のみ。APSが終焉した後にコレクション的に中古を手に入れました。
その為一度(フィルム1本)撮影しただけでその後防湿庫の番人となっておりました。
デジタル時代となり小型・軽量・防水のコンセプトはソニーのEマウントミラーレスカメラに引き継がれるのでした。(持ってないけど...)

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MINOLTA Vectis S-1 ブラックモデル (内蔵ストロボポップアップ状態)

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MINOLTA Vectis S-1 + 22-80mmF4-5.6付 (小型感が伝わらない)( ̄ω ̄;)エートォ...

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正面

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右側面(プリントサイズ切換えレバー)

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左側面(丸いのは視度調整ダイヤル)

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背面(カバーを開いた状態)

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Vマウント部

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Vレンズの22-80mmF4-5.6

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22mm状態(花形フィルター装着済み)

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80mmにズーミング(左側にAF/MF切換えスイッチ)

結局次世代規格が廃れて(次世代ならぬ爺世代)現行が生き残っている稀なパターンである。
ポケットフィルム(110)やコダック ディスクシステムとかもあったな~


※記憶の片隅コーナー※(不定期)
俺の屍を越えてゆけ
規格自体は「オワコン」となってしまったAPSですが名称だけは今も使われ続けています。
デジイチ(デジタル一眼レフ)や高級コンデジ(コンパクトデジカメ)の撮影素子のサイズに「APS-C」「APS-H」と表記されているのです。
確かに次世代=デジタルではありますが・・・











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